感想と愚痴と…

乃木坂46とアニメとユヴェントスと中島愛が好きです。

心が叫びたがってるんだ。/長井龍雪

久しぶりにバルト9に行って見てきました。
前情報はメインスタッフが『あの花』の長井さん・岡田さん・田中さんで、主題歌が乃木坂46ということくらい。

内容は王道的なストーリーですね。
キャラクターの配置も典型的であるし、コミュニケーション題材にした青春映画。
まぁ2時間という制限では王道的なものをどう味付けして違いを出していくのかということになるんだと思うけど。
冒頭のラブホのところなんてこれぞ岡田麿里という場面だと思いますw
こういう生臭いような場面やキャラクター付けは岡田さんらしいんですが、少し苦手。
だけど『true tears』が大好きな自分は何だかんだ岡田さんの脚本は好きなんだろう、否定出来ない。
監督の長井さんは逆に爽やかさが画面に出る演出。
あの花』の時は桜美さんみたいなもっとかっちりとした画面作りをしていたけど、今回はそこまでではなく逆に窮屈さがないのが良い。
個人的には『あの花』の1話くらいやるのが理想ではあるけどw
田中さんの絵は生っぽい。
リアルすぎず、マンガすぎず。
キャラクターを演技させるとシーンにあった演技でリアルにもマンガにもできるけど生っぽいは失われない。

映画で良かったのはミュージカル作品にするのではなく、ミュージカルを作ることを作品にしたことですね。
あくまで高校生がミュージカルを作りましたっていう感じが良かった。
DTMで曲作ったりするのが今らしいですね。
既存の曲を巧く使っている。
ミュージカル映画オズの魔法使』の『Over the Rainbow(虹の彼方に)』。
曲は今でも有名で普遍的な曲で素晴らしいですが、映画自体の出来も凄いので是非て欲しいですね。




あと作品のヒロインと作品内のヒロインが別っていのが個人的には好きなので成瀬と仁藤でそれぞれ別になったのも。
まぁ自分が好きな『true tears』や『マクロスF』も同じw
何かそっちの方がドラマとして面白いんですよね。
ただ2人がくっついてハッピーエンドですでもいいんだけど。
乃木坂の主題歌『今、話したい誰かがいる』も世界観にあっていて良かったと思います。
まぁ乃木坂好きしてはいろいろと書きたいこともあるから下で書きますw

ドラマとしてもアニメーションとしても面白い作品でした。
長井さん・岡田さん・田中さんそれぞれのらしさも出ていたと思うし、この3人じゃないと作れない作品でしょう。
サントラは買おうと思います。
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ここからは乃木坂46好きとしての不満というかを。
せっかく全国ロードショーの映画のタイアップなのに曲販売してないの?
シングルのリリースはカップリング曲もあるから仕方ないけど、配信は出来るでしょ。
映画の主題歌なんて映画見た後が最も記憶に残ってるでしょう。
乃木坂に興味ない人が少しでも興味出てるタイミングで入手する手段がないってどういうこと。
CDなんてタイアップつかなくても何十万枚も売れるんだから楽曲を売る努力をしてよ…。
あと高校が舞台の映画なのにわざわざフロントを20歳以上のメンバーで揃える意味。
なんかいろいろとちぐはぐしてるよね。

「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック
「心が叫びたがってるんだ。」オリジナルサウンドトラック