感想と愚痴と…

乃木坂46とアニメとユヴェントスと中島愛が好きです。

鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星/村田和也

レイトショーで観てきた。
大きい場所ではなかったけどほぼ満席でしたね。
鋼の錬金術師は原作は途中までしか読んでなくてアニメの『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は見ました。
『FA』は3クール目からストーリーも作画もテンション高くて素晴らしかった。
今回の劇場版では原作やFAの後の話というわけでなく途中の話。
まぁ番外編というかなんというか。
正直テレビ版で最後まできっちりしめてくれたのであれでアニメ『鋼の錬金術師』は終わったんだなぁ思った。
やっぱり5クール積み重ねたものは大きいですね。
ただ今回は2時間作品としては王道的などんでん返しもあり、構成的にもよく出来ていましたね。
さすがは真保裕一ですか。
いや作品全然知らないですがw
あと『鋼の錬金術師』の世界観にもあっていましたね。
今回の劇場版は強国同士に板ばさみにされた民族『ミロスの民』とそのミロスに伝わる伝説の『聖なる星』がキーワード。
『聖なる星』は、『鋼の錬金術師』のキーワードでもある『賢者の石』ですね。
民族、宗教が違えば同じもので言葉で違うものになる。
当たり前のことですが世界観が確立された作品にはこういうのは大事ですね。
無理やり新しい物を持ってくると一気に崩れてしまうから。
自分はそこまで思い入れがある作品ではないけど大切にしてるなぁと思った。


監督、キャラデザ、美術等メインスタッフが『FA』から変わったこともあり映像は大分違います。
キャラデザが小西さんということだけど画面作りは演出の夏目さんとアニメーションディレクターの押山さんによるものも大きかったみたいですね。
夏目さんが演出ってことで驚きました。
『四畳半神話大系』でもしてはいましたがアニメーターという印象が強かったので。
全体的にはアクション多くて良かったですね。
ただやっぱり物語としてはアニメ版がピークだったので話を含めたテンションという点ではもったいなかった。


積み重ねのあるテレビ版との比較でいろいろと書いてるけど2時間映画としてはホント良く出来てます。
この映画自体が『鋼の錬金術師』を追ってきたファンへのご褒美的な面もあると思うけどそこを含めても。
原作の完全版も出ていますがこれで終わりですかね。
お疲れ様でした。