感想と愚痴と…

乃木坂46とアニメとユヴェントスと中島愛が好きです。

傷物語I 鉄血篇/新房昭之・尾石達也

少し前、1月に見に行ってきました。
物語シリーズは大人気で周りにも原作も読んでる人も沢山いるけど自分はそれほどでもなくw
原作は全くの未読で、アニメも化物語偽物語くらいまでしか見ていない。
鑑賞前の知識としてはメインスタッフと化物語の前日譚ということくらい。

それは3月25日― 春休みのある日のこと。
私立直江津高校に通う高校二年生・阿良々木暦は、
偶然に学校一の優等生・羽川翼と知り合う。
彼女の口から飛び出したのは、最近出没するという「金髪の吸血鬼」の噂だった。

普段人との関わりを避けているものの、気さくな翼のことを好ましく思う暦。
その夜、暦は噂の吸血鬼と遭遇する。
“怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
金髪金眼の彼女は、四肢を切断され、周囲に血を撒き散らしながら、暦に助けを請う。

求められるままに、キスショットに自分の血を与える暦。
次に目覚めたとき、彼は彼女の眷属に生まれ変わっていた。戸惑う暦に、キスショットは告げる。

「ようこそ、夜の世界へ―」と……。

http://www.kizumonogatari-movie.com/story.html

ストーリーは上記通りで、本当に物語の導入というところで終わったw
1時間の作品だったけど45分で十分じゃないかなと思うくらい途中長く感じた。
それこそ1シーン1シーン、1カット1カット非常に丁寧で思い入れを感じる出来だったけど、テンポの悪さの方が気になってしまった。
個人的には尾石さんの演出って新房シャフト初期でのテンポ良く画面が切り替わって、ソリッドな画面作りの印象がずっと残っていてそれを期待していたので肩透かしというか。
いやまぁあのストーリーで60分画面を持たせた尾石さんが凄いのかもしれないけど。
物語シリーズの知識がない自分としては、物語シリーズってテンポの良い会話劇が特徴だと思っていたけど、傷物語は違うのかな。
ただ思い出すと化物語の最終話の延長というか、あそこを起点として作っているんだろうか。
個人的には化物語の1話を起点とした傷物語が見たかったかな。
まぁ映画ということもあり映像はテレビと違いリッチではあるけど、そういうことを期待してたんじゃない…。
良くも悪くも印象に残っているのはキスショットの命乞いのシーンですね。
テンポの悪さを感じる大半が血痕を見つけてから命乞いの一連の流れですから。
坂本真綾さん良く頑張ったなぁと思います。
あと梅津さんが原画やっていましたが、おそらく一度逃げた阿良々木くんがキスショットのところに戻ってきたあたりかな。
結構カットやってるみたいだけどさすがに映画だとよくわからない。


不満ばっかり書いてる気がするけどせっかく映画館で見たので『熱血篇』と『冷血篇』も見に行くでしょう。
それにしても化物語から6年か。
よく完成したなぁと思いますw
尾石さんには傷物語終えてまたテレビアニメの各話やって欲しいですね。